台風1日早く予測

赤道付近の太平洋上で生まれる「台風の卵」が、今後台風に発達するかどうかを予測する新しい手法を、気象庁気象研究所が開発したそうだ。台風発生を現在よりも1日早く予測することが可能になり、防災上の効果が期待できるという。
台風は、温かい海水によって生じた上昇気流による積乱雲の集まりから生まれるそうだ。それが発達すると熱帯低気圧となり、最大風速が毎秒17メートルを台風に認定されるという。気象庁は現在、気象衛星の画像から「台風の卵」の強さを17段階に分け、台風に成長するものについては1日前に発表しているそうだ。
新しい手法では、こうしたデータを周辺の気象条件などを盛り込んだコンピューターで解析することによって、台風になるかどうかを2日前に予測できるという。
台風発生場所に近いフィリピンでは、上陸した台風のうち発生2日以内の台風が約半分で、日本の場合も2割弱を占めるそうだ。同研究所台風研究部の山口宗彦主任研究官は「今より1日早く台風の発生を予測できれば、台風への備えに役立つ。できるだけ早く実用化したい」と話しているという。
台風が来ることが1日早くわかれば対応策も早めに取れて被害も抑えられそうだ。